MAPRISE は、地図と AI(生成AI・機械学習)を組み合わせて、不動産調査の手間を減らすサービスです。AI は便利な一方で、誤りを含むことがあり、使い方によっては、人や社会に不利益を与えるおそれもあります。Vulcanz合同会社(以下「当社」)は、高い技術力を持って AI を活用するとともに、その責任を果たすため、考え方を「責任あるAIポリシー」としてまとめ、お客さまに開示します。
基本的な考え方
当社は、AI を「人による判断を支える道具」と位置づけています。最終的な判断と責任は、人が担うものと考えています。この考え方のもとに、次の6つの原則を定めます。
MAPRISE が活用しているAI技術
MAPRISE は、生成AIと機械学習の両方を、サービスの仕組みの中に組み込んでいます。AI を後から付け足した機能ではなく、地図データの整備と調査体験の中核として設計しています。
| 種類 | 活用している内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 生成AI(大規模言語モデル) | Amazon Bedrock 上の Anthropic Claude を利用し、地図とデータを踏まえた対話を行います。入力・出力の安全判定とフィルタを経由します。 | AIチャットによる物件・エリアの調査支援、補助金検索、レポート作成の支援 |
| 機械学習(画像解析) | 国土地理院の電子国土基本図(オルソ画像)を入力に、当社が AI で太陽光パネルの被覆エリアを検出し、衛星画像(Sentinel-2)で現存を確認しています。全国約9,500か所を収録しています。 | 太陽光パネル被覆エリアのレイヤー |
機械学習による画像解析で、地図上の事実を広く集め、生成AIで、その意味を読み解いて伝える。この2つを組み合わせ、事実の把握から解釈までをひと続きの調査として提供できることが、MAPRISE の技術的な特長です。
技術力を支える体制
- AI・機械学習・クラウドの分野で、AWS Certified Machine Learning – Specialty、AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate、G検定(日本ディープラーニング協会)、生成AIパスポートなどの資格を有する創業者が、設計と開発を主導しています。
- 創業者は、医療画像向けの機械学習エンジンを用いた診断支援システムで、2021年に新規事業コンテストの優秀賞を受賞しています。
- AI の回答を支える地図データは、公的機関のオープンデータを、当社が収集・選択・整理・補正したものです。AI の性能だけでなく、データの質と出典の明確さも重視しています。
- 特許出願を2件行っています(対話型の地理情報サービスに関する技術、複数の種類の空間データを横断して分析し回答を統合する技術)。いずれも審査中であり、登録(権利化)を保証するものではありません。
- 詳しい経歴と資格は、「創業者について」をご覧ください。
なお、機械学習による推定結果(太陽光パネル被覆エリアなど)は、実際の設備の位置・形状・面積を保証するものではありません。
原則1 人による判断を支える
- AI の回答や分析結果は、参考情報です。専門家の見解や、法的な判断の代わりにはなりません。
- 宅地建物取引業法第35条に基づく重要事項の調査・説明や、建築確認などの法令上の手続に必要な調査の代わりにはなりません。
- 重要な判断では、必ずご自身または専門家が内容を確認してください。この点は、サイト全体のフッターにも表示しています。
原則2 誤りと限界を正直に伝える
- AI の回答には、誤り(ハルシネーション)が含まれることがあります。同じ質問でも、異なる回答になることがあります。
- 地図データは、出典ごとに、更新の時期や精度が異なります。
- 出典、利用条件、更新状況は「データソース一覧」で公開しています。データの調達方針は「データ調達ポリシー」で示しています。
- 誤りに気づいた場合に、お知らせいただく窓口を設けています(下記「ご意見の受付と改善」)。
原則3 公平であること
- 人種、国籍、民族、宗教、信条、社会的身分、門地、障害などを理由として、特定の個人や集団を不当に差別し、または取引から排除する目的での利用を、利用規約で禁止しています。
- 入居・売買・融資などで、国籍や宗教を理由に相手を選別する目的での利用も含まれます。
- 当社は、そのような利用を確認した場合、利用の停止などの対応をとることがあります。
原則4 プライバシーと情報の安全を守る
- AI チャットへの入力内容を含む利用者データは、当社自身の目的(広告、AI の学習、新サービスの開発など)には利用しません。
- AI との対話は、個人情報や内部情報の漏えいを防ぐための、入力・出力の安全判定とフィルタを経由します。
- AI 対話の記録には、保存時に改ざんを検知するための署名を付与しています。
- 詳しくは、「セキュリティへの取り組み」「プライバシーポリシー」をご覧ください。
原則5 透明性を保つ
- AI チャット機能は、Amazon Bedrock(Anthropic Claude)を利用しています。
- AI による回答であることが、利用者に分かるようにします。
- AI の利用条件(利用枠、禁止事項、免責など)は、利用規約に定めています。
- AI を使った新しい機能を追加する場合は、お知らせなどでお伝えします。
原則6 不適切な利用を防ぎ、継続的に改善する
- 有害なコンテンツの生成や、プロンプトインジェクション(AI に不正な指示を与える行為)を、利用規約で禁止しています。
- ロボットなどの自動化された手段による大量のデータ取得や、AI の学習への利用も、禁止しています。
- いただいたご意見、社内での点検、技術や法令の動向を踏まえ、本ポリシーと AI の仕組みを、継続的に見直します。
ご意見の受付と改善
AI の回答に誤りがあった場合や、不適切だと感じる表現があった場合は、「お客さまの声」のフォームからお知らせください。内容を確認し、改善に活かします。
お問い合わせの窓口:info@maprise.jp
お断りと更新
本ポリシーは、当社の考え方と取り組みを示すものです。AI の回答の正確性や、特定の目的への適合性を保証するものではありません。第三者による AI ガバナンスの認証・監査は、現時点で受けていません。
本ポリシーは、予告なく更新することがあります。