九州 7 県のボーリング柱状図データを MAPRISE に投入しました。地図上に並ぶオレンジの点をクリックすると、孔口標高・総掘進長・地下水位・調査年月日・土質構成がパッと開きます。地面の中身を、建てる前・貸す前・買う前に確かめるための一次情報です。
こんにちは、MAPRISE 開発チームです。今日は「対応しました!」のご報告から始めさせてください。九州 7 県の ボーリング柱状図 データを MAPRISE に投入しました。地図上にずらりと並ぶオレンジの点、その一つひとつが「この地面の下が、実際どうなっているか」の記録です。クリックすると、孔口標高・総掘進長・地下水位・調査年月日・土質構成がパッと開きます。これ、地味に見えてめちゃくちゃ効くデータなんです。

そもそもボーリング柱状図って何?
ひとことで言うと「地面に細い穴を掘って、上から下までどんな土が積み重なっているかを記録した、地盤の断面カルテ」です。砂なのか、粘土なのか、礫なのか。地下水はどの深さにあるのか。そして建物の重さを支えてくれる硬い層(支持層)はどこにあるのか。これらが深さ方向に一枚の図として並んでいます。表層のハザードマップが「地面の表面のリスク」を教えてくれるのに対して、柱状図は「地面の中身」を教えてくれる。視点がまるで違うんです。
誰が、どんなときに使うのか
一番うれしいのは、やはり住宅メーカー・工務店の皆さんだと考えています。用地を仕入れるとき、その土地に建物が無理なく建つのか、地盤改良にいくらかかりそうかは、利益を大きく左右します。近くにボーリングデータがあれば、「このあたりは軟弱層が厚いから改良費を見込んでおこう」「逆に浅いところに硬い層があるから条件は良さそうだ」と、現地調査の前に当たりをつけられます。本格的な地盤調査は契約後に行うものですが、その手前の目利きにこそ、この一次情報が活きます。
不動産業者にとっては、お客様への説明材料になります。「この地域の地盤はこういう傾向です」と客観的な公的データで語れるのは、安心感が違います。金融機関の担保評価でも、地盤の良し悪しは土地価値に影響する要素のひとつ。液状化や沈下のリスクがある土地かどうかを早い段階で把握できれば、審査の精度が上がります。そしてマイホームを検討中の個人の方。人生で一番大きな買い物の足元が、文字通りどうなっているのか。これを買う前に覗けるというのは、本来とても贅沢なことなんです。
MAPRISE だとどう便利?
ボーリングデータ自体は国の KuniJiban(国土地盤情報検索サイト) で公開されている、信頼できる公的データです。ただ、それを地図の上で、地価・ハザード・用途地域・想定地震の揺れといった他のレイヤーと重ねて一画面で見られるのが MAPRISE の良さだと自負しています。「地価は高いけど地盤はどうだろう?」という問いに、画面を切り替えずに答えにたどり着ける。点をクリックすれば土質の積み重なりがその場で読める。分割画面を使えば、候補地AとBの地盤を並べて比較することもできます。
一点、正直にお伝えしておきます。今回の第一弾では、各地点の標高・掘進長・地下水位・調査年・土質の構成までをご覧いただけます。深さごとの N値(地盤の硬さを数字で表す指標)は、続けて追加していく予定です。ここが入ると「何メートルで支持層に届くか」がさらにくっきり見えてきます。乞うご期待、というところです。
地面の下は、ふだん誰も見ません。でも建物は、その見えない部分に支えられています。見てから建てる。見てから貸す。見てから買う。 その当たり前を、もっと手軽にする一歩になればうれしいです。引き続き、データを足して磨いていきます。盛土によってできた土地のリスクを知りたい方は盛土規制区域・大規模盛土造成地の回もあわせてどうぞ。
本データは一次情報・参考情報としてご活用ください。実際の設計・取引にあたっては、別途正式な地盤調査・専門家による確認が必要です。
出典:国土交通省 国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)/国土交通データプラットフォーム(CC BY 4.0)
タグ: #地盤 #ボーリング柱状図 #KuniJiban #防災 #データ更新
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